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長泉町内の観光スポット-020 本宿用水 [観光スポット]

私の住んでいる静岡県駿東郡長泉町は伊豆半島の付け根辺りに位置しています。
伊豆半島は本州で唯一フィリピン海プレートの上にあります。伊豆半島の元は約2000万年前の南海の海底火山でした。そして200~100万年前には南洋に浮かぶ火山島になり、プレートの北上に伴い100~60万年前にその火山島が本州に衝突し、その後も火山活動を繰り返しながら60~20万年前に現在の伊豆半島の形になったそうです。そのため長泉町には昔の火山活動の名残が多く存在します。また長泉町には旧石器時代から人が住んでいた跡が有ったり、鎌倉時代・戦国時代の旧跡や言い伝えが多かったり、近代では丹那トンネルができるまでは東海道本線の三島駅があったので各時代の観光スポットが揃っていてます。
そこで、散歩の途中で立ち寄った町内の観光スポットをここに紹介しようと思います。
不定期な紹介になりますがお楽しみください。
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長泉町にある”JR駅から日本で最も近くて(下土狩駅から徒歩5分程度)手つかずの自然の雰囲気を残す滝”と言われる『鮎壺の滝』の近くに本宿用水があります。
鮎壺の滝が雄大な上に富士と滝が揃う景観の良い観光スポットなのに比べると本宿用水は地味で目立ちませんが歴史的には価値の高い用水です。
”目立たないけど地元のお宝”探しをしてきました。

本宿用水ー1.JPG
旧国道246号から鮎壺の滝に続く20m程度の坂道を降りたところに長泉教育委員会が作成した説明パネルがあります。
それのよると、本宿用水は1603年に完成した黄瀬川から取水する灌漑用水であることがわかります。
ながいずみ観光交流協会の資料には、長泉町は富士山溶岩の三島扇状地に位置しているので昔から”干損場”と言われ、水不足で大変困っていたそうです(当時は地下に富士山の水が流れているとは知らなかったようです)。そこで当時の領主、天野三郎兵衛康影が黄瀬川に『新井堰』を設けて取水し、本宿に水を引くための灌漑用水を作ったとのことです。

本宿用水ー2.JPG
鮎壺公園の一角には静岡県東部農林事務所により作られた、本宿用水の説明看板があります。
そこには1671年に完成した箱根用水の見本となったとあります。箱根用水は地理や歴史の時間で学びましたし”箱根風雲録”と言う映画にもなったので割と有名ですが、その見本になった本宿用水は残念ながらまったく知られていません。
また本宿用水は川から取水するので川より低くするためにトンネルを掘って作られています。その大きさは人が立って歩けるほどの高さと広さがあり、当初でも508mの長さだったようです。(見難いですが地図の下部の吹き出しの中に絵があります)
前回の長久保城やその城主の長久保赤水の書いた緯度・経度の入った日本地図(赤水図)と同じように歴史上埋もれてしまった業績の再発見です。

本宿用水ー3.JPG本宿用水ー4.JPG
これが新井堰です。黄瀬川に堰を設けて取水する場所が作られています。

本宿用水-5.JPG
これが新井堰から本宿用水への取水口です。

本宿用水ー6.JPG
取水された水は鮎壺公園の北側を流れて本宿方面に向かいます。
ここで不思議な感覚になるのは、道は登りなのに錯覚で水が高い方に流れているように見えるからです。

本宿用水ー7.JPG
ここが用水路のトンネルの始まりです。川より低く掘り進めていよいよトンネルにしないとならなくなった場所です。ここ以降は現在の旧国道246号の下を用水が流れています。現在では696mの長さにもなっているそうです。

なお、この本宿用水より68年後に作られた箱根用水も長泉町の人が作ったことがわかりました。
次回は箱根用水に関する長泉町の観光スポットを紹介しようと思います。

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